TRPGルールを作る話

以前独自のTRPGルールブックを即売会のおまけ&Boothにて公開したのですが。

それのメジャーアップデートを作らんと、ここ数年こねくり回していました。

 

新バージョンの目標としては、

・前回の無責任で無軌道な世界観&ルールを見直したい。

・ゲームの特徴である『調合』と『合成』の重要度を上げたい。

・シナリオ次第でゲームブックとしても遊べるシンプルなルールにしたい。

 

前回が、テノイは『ポータル』によっていろんな世界線・次元を行き来できるという設定のうえで「舞台や時代は『テノイ』が人間の代わりに活躍している以外に、歴史上実在したものをモチーフにシナリオを作って構わない。」というものであり、ちょっとゴリTを意識したものでした。

ただ、テノイはゴリラと違って実在しない生き物なので、現実世界を舞台にしたストーリーになじまないような気がしたので、これやめよう、と思った次第でした。

 

『調合』と『合成』は「ビンを持ってないと生成できない」というのが煩わしい他、とはいえ能力の違いによる成功率の差があるとはいえ「全員が薬の生成を試みられる」というのがロールプレイングとしてどうなのか、と思い、新しい要素として古き良き『クラス』を採用しようと考えています。

 

後は『シンプル』という点なのですが、結局のところ一番難しいのがこれであります。

要素が増えれば増えるほど考えることも多くなり、その塩梅がよければより楽しくなるものですが(逆に悪い方向に行くと「面倒くさい」「覚えるのがつらい」に変化してしまう認識)、v1.1を見ていると「シンプルという点では前の方がよかったのでは」と思うほどに複雑化してしまっているので、やりたいことだけとがらせて、面倒くさい手続きを省略する『最適化』をせねばいけないようです。

 

今年中には何かしらツイ垢より沙汰が出せればと考えています。